遍照尊院は、壇上伽藍の南側、中門のほぼ正面にあります。その他、周辺には高野山霊宝館や金剛峯寺など見所がたくさん。
明治以前は高野山全体を総本山金剛峯寺といい、「一山境内地」とされていました。
山内は「奥之院」と「壇上伽藍」を二大聖地とし、今も人々の信仰を集めています。
奥之院には、墓石群のほか慰霊碑や供養塔なども数多くあり、民族や宗教の違いに関わらず全てを受け入れる寛容さは、高野山が1200年継承してきた精神であり、その魅力となっています。
一見、選択肢が多いだけに、初めて高野山に車で行く人は、どの駐車場を目指せば良いか迷うかもしれません。遍照尊院の周りにもたくさんの駐車場があり、人気の壇上伽藍エリアはハイシーズンには大変な混雑が予想されるため、遍照尊院にお立ち寄りの上、観光地を巡ることがおすすめです。
また、奥之院へは最寄りのバス停からスムーズにアクセスが可能です。
遍照尊院のとなりには、高野山唯一のコンビニがあります。
世界遺産に登録されているこの地に、現在社会が生み出したコンビニをおくことは容易なことではなく、度重なる協議の末、ようやく誕生したのは、ここ遍照尊院の隣の唯一のコンビニです。
高野山の神聖なイメージが崩れないよう、屋根を瓦葺き、壁を板壁風に配慮されています。